投資がわかると意識がかわる!「ファイナンシャル・ジャーニー」2026年1月22日放送まとめ|地政学リスクとドバイチョコで読む“変化の波”

      ラジオNIKKEI「ファイナンシャル・ジャーニー」2026年1月22日放送の要約です。

      前半は、フィリップ証券 代表取締役社長の永堀 真氏が「地政学的リスクと国際秩序の転換が経済に与える影響」を整理。後半は、エコノミスト/BRICS経済研究所代表の門倉 貴史氏が「ドバイチョコレート」ブームからトレンド経済の仕組みを解説しました。

      🎙 番組概要

      番組名:ファイナンシャル・ジャーニー
      放送局:ラジオNIKKEI第1
      放送日時:2026年1月22日(木)8:30~8:49
      提供:フィリップ証券
      パーソナリティ:浜田節子
      コメンテーター:永堀 真(フィリップ証券 代表取締役社長)、門倉 貴史(エコノミスト/BRICS経済研究所代表)


      ヴェストラ

      最近、世界的な転換点を感じる事件が多くなっています

      目次

      📌 前半テーマ:国際秩序の転換期に経済はどう動くのか(永堀 真氏)

      2026年に入り、アメリカがこれまでにない動きを見せ、国際社会の前提が揺らぎ始めているという問題意識が提示されました。

      ロシア・ウクライナ戦争、イスラエルによるガザ侵攻といった昨年までの主要テーマに加え、年初からはアメリカによるベネズエラの軍事行動、イランへの攻撃示唆、グリーンランドをめぐる発言など、国際秩序の転換点を思わせる出来事が相次いでいる、という整理です。

      ここで強調されたのは、秩序の転換期には「常識外の出来事」が現実として起こりやすい、という歴史的な視点でした。

      絶対王政や封建制度など、時代ごとに秩序は変化してきたように、現在の国際的民主主義も最終形ではない。

      転換点では、これまで“あり得ない”とされていたことが起きうる前提で世界を見る必要がある、というスタンスです。

      ✅ 秩序転換の局面で起きやすい「3つの経済再編」

      国際秩序が転換する局面では、短期的な混乱の後に中長期的な再編が進む。

      歴史的に、その再編は次の3段階で進行しやすいとされます。

      1)貿易と資本の再編(ブロック化)

      最初に起きるのが、貿易と資本の再編です。経済のブロック化が進み、自由貿易から保護主義へ転換する局面が現れます。現在も、人・モノ・カネの移動に壁が設けられ始めており、象徴例として関税政策が挙げられました。

      2)通貨金融システムの再編

      次に進むのが、通貨・金融システムの再編です。金融ルールが国や地域ごとに分断され、域外との金融取引や投資に制約やハードルが生じるようになります。投資家目線では、資金の動きが“ルール変更”の影響を受けやすくなる局面と言えます。

      3)新たな成長産業の誕生

      最後に起こるのが、新たな成長産業の誕生です。新しいルールに適応できた産業・企業が、次の時代の主導的な地位を築く。重要なのは、秩序の変化で経済全体が一律に悪化するわけではなく、勝ち組と負け組が入れ替わりながら新しい成長が生まれる、という点です。

      ✅ 効率最優先モデルから「信頼・耐久」を重視する構造へ

      自由貿易下の典型だった「最安値で調達し、最高値で販売する」という発想から、信頼できる供給先・販売先を重視する方向へ価値観が移る可能性が示されました。

      サプライチェーンは、不確実性を前提に、効率性最優先モデルから冗長性(余裕)や耐久性を重視する構造へ変わっていく、という見立てです。

      ✅ 秩序転換期に伸びやすい分野(番組で挙がった領域)

      転換期には、以下の分野が伸びやすいと整理されました。

      • 防衛・安全保障(中核はIT、特にサイバーセキュリティ) 従来の重工業イメージだけでなく、サイバー、半導体、通信、AIなど情報通信分野が成長領域として挙げられました。
      • エネルギー 再生可能エネルギーに加えて、有事でも安定的に自給するための蓄電技術や、海底ケーブルといったインフラの重要性が高まるという指摘です。
      • 金融通貨分野 転換期で最もルールが変化しやすい分野とされ、分断化によって自由度が低下する一方、価値の裁定機会が増える可能性が語られました。法定通貨が不安定化した場合、ステーブルコインが代替手段として活用される可能性にも言及がありました。
      • インフラ(交通・物流など) 国際分断が進むことで、従来想定されなかった場所が世界のハブとして浮上する可能性がある、という見立てです。中立性を保つことの重要性にも触れられました。

      ✅ 日本の立ち回り:今こそアジア

      地政学的リスクが高まる中で、アジアは欧米から地理的に一定の距離を保ちつつ、人口増と生活水準の向上で成長余地が大きい地域である、という整理が示されました。

      言語・宗教・歴史認識などの違いという課題はあるものの、相互の信頼を基盤に協調と現実的判断を重ねられれば、アジアが世界経済をリードする成長地域となりうる、という結論です。


      ヴェストラ

      今こそアジア!これからの成長に期待です!!

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      📌 後半テーマ:ドバイチョコレートから読むトレンド経済(門倉 貴史氏)

      後半は、世界的に人気が拡大している「ドバイチョコレート」を題材に、トレンドが経済に波及する流れが整理されました。

      ヴェストラ

      ドバイチョコレート?はじめて聞きましたね

      ✅ ドバイチョコレートとは

      薄く伸ばしたカダエフと濃厚なピスタチオクリームをチョコレートで包んだ板チョコ。

      カダエフは中東地域を中心に食べられている細麺状の生地で、小麦粉やトウモロコシ粉から作られ、揚げるとサクサクした軽い食感になるのが特徴とされます。

      ✅ 起源とブームの起点

      起源はUAEドバイの小さなチョコレート店とされ、2021年に妊娠中の女性がその味を切望したことが誕生のきっかけとして語られました。

      ブームの拡散はSNSが主因で、フードインフルエンサーのTikTok投稿が拡散。

      映える見た目と、パリパリ・ザクザクとした咀嚼音が話題になり、ASMRとの相性も追い風になった、という整理です。

      ✅ 流行の伝播:トルコ→ドイツ、アジアでは韓国

      最初は中東のトルコに広がり、その後ヨーロッパではドイツへ。

      ドイツではトルコ系移民コミュニティの存在が背景にあり、SNSを通じて人気が拡大、トルコ系の食材店・菓子店で販売が進んだとされます。

      アジアでは韓国が流行の発信地となり、日本で話題になったのも韓国発のブームが伝わった影響が大きいという説明でした。

      ✅ ピスタチオ不足と価格高騰

      急激な人気の高まりにより、世界的なピスタチオ供給不足が発生し、需給逼迫によって国際価格が高騰したという話が紹介されました。

      主要輸出国であるアメリカで収穫量が減り在庫が減っていたことも、価格高騰の背景要因として挙げられました。

      ✅ 観光・輸出への波及

      ドバイチョコレートを求めてUAEを訪れる観光客が増えているという話に加え、輸出面では、世界第2位のピスタチオ生産国であるイランが人気の恩恵を受け、イランのUAE向けピスタチオ輸出が増加しているという説明がありました。

      ✅ 日本でも国内製造が登場

      日本では輸入品中心だったが、昨年後半ごろから国内製造品も販売され始めたとのこと。

      例として、成城石井で販売されている「RADIANTのドバイチョコ」が挙がり、SNS上では「甘すぎなくて良い」「食感が良い」といった評価がある一方、価格は1個750円程度と高め、という話でした。

      ✅ 次に来る?エンジェルヘアチョコレート

      ドバイチョコに続く注目トレンドとして「エンジェルヘアチョコレート」が紹介されました。糸状・綿あめのような見た目で、トルコの伝統的なお菓子がルーツとされています。


      ヴェストラ

      おいしそう!!

      ✅ まとめ|今回の要点

      • 国際秩序の転換期には、貿易・資本のブロック化、通貨金融システムの分断、新たな成長産業の誕生が段階的に進む
      • 成長領域として、防衛(サイバー)、エネルギー(蓄電・海底ケーブル)、金融通貨(ステーブルコインの可能性)、インフラが挙げられた
      • ドバイチョコレートはSNS拡散で世界的ブームとなり、ピスタチオ不足と価格高騰、観光・輸出への波及まで起こした
      • 日本でも国内製造品が出始めたが、価格は高級帯で品薄も見られる

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      最新の条件や対象期間はフィリップ証券の公式案内で確認のうえ、取引前には契約締結前交付書面・目論見書をよく確認して進める形になります。


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