【番組要約】有事のドル買いの真実とペトロダラー崩壊の足音。激動のFX戦略|ファイナンシャル・ジャーニー(2026.4.9放送)

2026年4月、中東情勢の緊迫化が世界経済を大きく揺さぶっています。アメリカとイスラエルによるイラン攻撃から端を発したホルムズ海峡の事実上の封鎖、そして歴史的な合意と破棄を繰り返す「停戦」の行方。

この未曾有の事態の中で、私たち投資家はどのような視点を持つべきなのでしょうか。

2026年4月9日に放送されたラジオNIKKEI「ファイナンシャル・ジャーニー」では、為替のスペシャリストであるフィリップ証券の工藤正剛氏と、中東の現地事情に精通する国際情勢YouTuberの石田和靖氏をお迎えし、表層的なニュースだけでは見えない「マーケットの深層」と「世界覇権の地殻変動」について徹底的に語り合いました。

なぜ今、「有事の金」ではなく「有事のドル買い」が起きているのか?
そして、中東で静かに進む「アメリカ離れ」と「ペトロダラーの終焉」とは?

パーソナリティの浜田節子さんが引き出す、プロフェッショナルたちの知見。この激動の時代の「道しるべ」となる解説を、わかりやすく要約してお届けします。

🎙 番組概要

番組名:投資がわかると意識がかわる!「ファイナンシャル・ジャーニー」
放送日:2026年4月9日(木)
提供:フィリップ証券(ユアパートナー・イン・ファイナンス)
パーソナリティ:浜田 節子 氏
コメンテーター
前半:工藤 正剛 氏(フィリップ証券株式会社 オンライン事業本部 マルチプロダクツ部長)
後半:石田 和靖 氏(国際情勢YouTuber)


ヴェストラ

続く中東リスク、、、

目次

前半テーマ:イラン紛争下におけるFX戦略。なぜ「金」は売られ「ドル」が買われたのか

番組前半は、フィリップ証券オンライン事業本部マルチプロダクツ部長の工藤正剛氏をスタジオにお迎えし、中東情勢緊迫化の中でのFX(外国為替証拠金取引)市場の動向と、実践的なトレードの心構えについて伺いました。

日本円の「弱さ」と、揺るがぬアメリカドルの「強さ」

浜田:今回はどのようなお話を伺えますでしょうか。

工藤:イラン紛争下におけるFXの状況についてお話ししたいと思います。今年2月末にアメリカとイスラエルがイランを攻撃して以来、ホルムズ海峡が事実上封鎖され、エネルギー価格に甚大な影響が出ています。この事態を通じて私が改めて痛感したのは、**「基軸通貨であるアメリカドルの強さ」と、「日本円の圧倒的な弱さ」**です。

浜田:いわゆる「有事のドル買い」ですね。

工藤:その通りです。G7の中でも、日本は中東産の原油に極端に依存しています。そのため、中東で有事が起きると日本経済へのダメージが最も大きいと見なされ、円が徹底的に売られます。逆の言い方をすれば、日本という国は「平和から最大限の恩恵を受けている国」だったのだと痛感しました。

有事なのに「金(ゴールド)」が買われなかった理由

浜田:通常、有事といえば「安全資産としての金買い」が起こるイメージがありますが、今回はそうなりませんでしたね。

工藤:最大の理由は**「猛烈なドル高」「急激な株安」**にあると見ています。

まず、世界の原油取引はドル建てで決済するのが主流です。原油が高騰し、その決済のために世界中で強烈なドル需要(有事のドル買い)が発生したため、投資家の資金が金に向かわなかったのです。

さらに工藤氏は、現代の金融市場特有の構造的な理由を指摘します。

工藤:もう一つの理由は「換金売り」です。現在、金は現物や先物だけでなく、ETF(上場投資信託)など証券化された金融商品として広く組み込まれています。急激な株安によってポートフォリオ全体がマイナスになった投資家たちが、損失を補填するために、利益の出ていた「金関係のETF」を売却して現金化(ドル化)に走った。これが有事にもかかわらず金が売られたカラクリです。最近の金価格は株価に連動しやすくなっている感覚があります。

荒れ相場で生き残るための「通貨ペア選び」

浜田:そのような猛烈なドル高環境下で、私たち個人投資家はFX取引にどう向き合えばよいでしょうか。

工藤:基軸通貨としてのドルの地位が揺るがない現状では、「ドルを軸とした通貨ペア」を取引するのが賢明です。

例えば、ユーロなら「ユーロ/円」ではなく「ユーロ/ドル」。ポンドなら「ポンド/円」ではなく「ポンド/ドル」を選ぶ。これらドルストレートの通貨ペアの主戦場は「ロンドン時間(日本時間16時〜23時)」であり、流動性が非常に高いため、日本のビジネスパーソンが帰宅後に集中して取引しやすいというメリットもあります。

急変相場に対するプロの処方箋:「取引単位を減らす」

浜田:不透明要因が多く、いつ急変してもおかしくない状況での「対処の仕方」をアドバイスいただけますか。

工藤:相場が急変すると、人間は冷静さを失い、買ったり売ったりを繰り返して自滅しやすくなります。これを防ぐためには、**「通常よりも取引単位(ロット数)を少なくする」**ことが肝心です。精神的な負担を軽くし、機動的に対応できるようにする。あるいは、事前に余裕資金を増やしておき「静観する」というのも立派な投資戦略の一つです。

荒れ狂う相場の中で最も重要なのは、利益を出すこと以上に「市場から退場しないこと」。工藤氏のアドバイスは、すべてのFXトレーダーの胸に刻むべき金言と言えるでしょう。


ヴェストラ

リスクヘッジと勇気のバランスですね

フィリップ証券からのお知らせ:欧州通貨ブートキャンプ

【無料ウェブセミナー:欧州通貨ブートキャンプ】

中東情勢やアメリカに注目が集まる中、世界経済のもう一つの巨大な柱である「欧州(ユーロ・ポンド)」の動向を理解することは極めて重要です。本セミナーでは、おなじみの松崎芳子さんを講師に迎え、ヨーロッパ中央銀行(ECB)やイギリス中央銀行(BOE)の金融政策を軸に、「なぜ相場が動くのか」を自分で判断できる力を養います。

  • 第2回テーマ:ユーロは理屈、ポンドは衝動 ~中央銀行から読む相場~
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後半テーマ:中東で進むアメリカ離れと、「ペトロダラー」崩壊の足音

番組後半は、国際情勢YouTuberとして独自の視点を発信し続けている石田和靖氏をお電話でお迎えし、ギリギリで合意された「アメリカ・イランの停戦」の裏事情と、その先に透けて見える「世界秩序の崩壊」について深く切り込みました。

1発10数億円のミサイル vs 200万円のドローン

浜田:アメリカとイランの間で「停戦合意」がなされましたが、この背景についてどうご覧になっていますか。

石田:今回の合意の背景にあるのは、「アメリカがこれ以上、戦争を継続できない」という圧倒的に不利な状況です。

イラン側が撃ち込んでくる1機200万〜300万円の格安ドローンに対し、アメリカは1発10数億円のパトリオットや数億円のトマホークで迎撃する「極めてコスパの悪い消耗戦」を強いられています。11月の中間選挙を控え、トランプ政権はどうしても「アメリカが勝った」という体で戦争を終わらせたかったのです。

ホルムズ海峡の「通行料」が人民元と暗号通貨に?

そして議論は、世界のエネルギー供給の喉首である「ホルムズ海峡」へと移ります。ここで、世界の金融秩序を根底から覆しかねない恐ろしいシナリオが語られました。

石田:イラン議会では、ホルムズ海峡を通る船舶から「通行料」を徴収することを決めました。

問題は、**「その支払いは人民元か暗号通貨のみとし、アメリカドルは受け付けない」**としたことです。すでにこのルールで支払い通行している国があり、既成事実化が進んでいます。これが定着すれば、ドルの覇権は著しく毀損されます。

湾岸諸国の「アメリカ離れ」とペトロダラー崩壊

浜田:原油取引が米ドル建てで行われる「ペトロダラー体制」にも変化が生じているということでしょうか。

石田:間違いなく生じています。

4月に入り、カタール政府が「中東最大の米軍基地(アルウデイド基地)から米軍を完全撤退させる」という衝撃的な発表を行いました。

湾岸諸国は「アメリカは自分たちを守るためではなく、イスラエルの盾として我々を利用した」と不信感を募らせており、中東全体で「アメリカ離れ」が加速しています。

現在、BRICSを中心にドルに依存しない独自の「共通決済システム」の構築が急ピッチで進められています。

「ペトロダラー体制が崩壊し、誰もドルを必要としなくなった時、毎日1,500億円規模で膨れ上がっているアメリカの莫大な戦費の請求書を、一体誰が引き受けるのか」。石田氏は世界経済に重くのしかかる最大の爆弾について、鋭く警鐘を鳴らしました。


ヴェストラ

もう、元には戻れないのかな?

まとめ:マクロの波を読み、最適な環境で「投資の旅」をサバイブしよう

2026年4月9日放送の「ファイナンシャル・ジャーニー」では、為替相場のリアルな対処法から、世界の覇権構造が崩れゆく歴史的な転換点まで、非常に濃密な視点が提供されました。

「投資がわかると意識が変わる。意識が変わると世界が変わる。」

世界規模のマクロの波を乗りこなし、チャンスを逃さずにトレードを行うなら、工藤氏も推奨するドルストレート通貨ペアの流動性を活かせる、フィリップ証券の高機能プラットフォーム**「MT5(MetaTrader 5)」**が最適です。

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