今週は、為替について!
※本記事は、プロモーションを含みます。
最近、ボラテリティが小さい為替市場について解説してもらいます。
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株価の変動が大きく、為替の変動が小さい理由

今回の「ファイナンシャル・ジャーニー」では、フィリップ証券の工藤正剛さんをゲストに迎え、株式市場のボラティリティが高まり、外国為替市場のボラティリティが低下している理由について解説が行われました。

確かに為替は、レンジないですね
株価の変動が大きい背景
最近、米国の株価指数が高値を更新する中で、1日で10%以上変動することも珍しくない状況になっています。その主な要因として、
- S&P500の構成比率の変化
- NVIDIAを含むビッグテック7社の影響力が拡大し、指数全体の3割を占める。
- これにより、特定銘柄の急騰・急落が市場全体のボラティリティを高めている。
- レバレッジETFとオプション取引の影響
- NVIDIAなどの個別銘柄に対し、値動きの2倍のパフォーマンスをターゲットにしたレバレッジETFの取引が活発化。
- 1日限定のオプション取引も増加し、短期的な変動を増幅。
- 一部の銘柄の値動きが連鎖的に広がり、市場全体のボラティリティが高まる。
これらの要因により、一部の個別株の変動が「バタフライエフェクト」のように市場全体へ影響を与え、短期的な雑音が増えていると分析されました。
バタフライエフェクトって?
バタフライエフェクト(butterfly effect)とは、小さな出来事が大きな出来事につながることを意味する言葉です。



バタフライエフェクト、便利な言葉だね



いきなり洗礼浴びた人も多いかも
外国為替市場のボラティリティが低い理由
一方で、G7通貨の為替相場は昨年よりも落ち着きを見せています。
- 世界的な経済環境の不透明さ
- どの国も積極的に通貨を買う理由が見当たらない。
- 米ドルは堅調だが、高値警戒感が強く、買い続けるには慎重な姿勢が必要。
- ユーロの弱さ
- ドイツの自動車産業の低迷やフランスの財政問題が影響。
- イギリスではスター政権による大規模増税が懸念され、ポンドも不透明。
- カナダドルの例外的な変動
- トランプ大統領の関税発言による影響で大きく下落。
- ただし、他の主要通貨は安定しており、大きなボラティリティが見られない。
市場の動きが乏しい理由として、「積極的に買われる通貨がなく、消去法的に値動きが小さくなっている」と考察されました。



今はドルカナダが主役かも
投資家へのアドバイス


市場の短期的な変動に振り回されず、決算発表や財務状況をしっかりと分析することが重要と工藤さんは指摘。特に、企業業績に基づいた長期的な視点を持つことが、今後の投資戦略として求められます。
また、G7通貨の強弱を見る際のポイントとして、
ドル円を基準に、ユーロドル・ポンドドル・カナダドルの動きを比較する
各国の経済指標や政局の変化に注目する
といったアプローチを取ることで、より的確な投資判断ができると説明されました。
まとめ
- 株式市場は一部の銘柄が市場全体に大きな影響を与える構造になっている
- 外国為替市場は、どの通貨も積極的に買われる理由が乏しく、安定している
- 短期的な値動きに惑わされず、業績や財務状況をしっかり分析することが重要
- 為替市場の強弱を見極めるには、通貨ペアごとの比較が有効
次回の放送も、引き続き投資のヒントを提供してくれる内容に期待です。

