逆トランプトレードが始まった!円高・ドル安の行方は?【2025/04/17 ファイナンシャル・ジャーニー】

🎙番組概要
• 番組名:「ファイナンシャル・ジャーニー」
• 放送日時:2025年4月17日(木) 8:30~8:49
• 放送局:ラジオNIKKEI第1
• 提供:フィリップ証券
• パーソナリティ:浜田節子
• 出演者:
 - 足立祐二さん(フィリップ証券 引き受け審査部 部長)
 - 陳満咲杜さん(陳アソシエイツ代表)

📌 今回の放送テーマ:「IPO審査の実務と為替相場の転換点」

前半では、フィリップ証券が取り組むIPO主幹事業務の現場に密着。企業が上場するまでにどんな審査が行われているのか、具体的なプロセスと最新事例が紹介されました。

そして後半では、為替市場におけるキーワード「逆トランプトレード」を軸に、円高・ドル安の流れを陳満咲杜さんが独自の視点で読み解きます。

目次

🧑‍💼 IPO審査の裏側を解説:足立祐二さん(フィリップ証券)

✅ IPOの審査って何を見てるの?

証券会社が主幹事として企業を上場に導くためには、「上場審査」と「ファイナンス審査」の両方をクリアする必要があります。
• 上場審査:証券取引所の基準に適合しているかの確認
• ファイナンス審査:資金調達の使途や情報開示の適正性などの検証

審査では、企業から提出された書類をもとに質問書が作成され、ヒアリング、監査法人との確認、経営陣との面談と続く丁寧なプロセスが必要になります。

🧪 最近の審査事例に学ぶ

👜 バルコス(2025年2月 名証ネクスト市場)

• バッグや財布などの企画・製造・通販 • 円安の影響を受けつつも、2024年12月期は増収増益 • テレビ通販・インフルエンサーマーケティングも活用 • ステルスマーケティング対策が審査の焦点に

🏢 パパネッツ(2025年3月 福証Qボード)

• 不動産管理サポート&インテリア配送設置事業 • フリーランス新法に対応した業務マニュアルの整備が審査項目に • 業績は3期連続増収増益で、信頼性を証明

足立さん談:
「フリーランスとの業務委託では、新法への対応やマニュアル整備が肝。透明性と持続性が問われます。」

ヴェストラ

IPO審査の実務のハナシ

💱 為替相場の今を読む:陳満咲杜さん

浜田:
さて、ここからは陳アソシエイツ代表の陳満咲杜さんとともにお送りしてまいります。
為替といえば、陳さんですね。スタジオにお越しいただきました。

💥 逆トランプトレードとは?

陳さん解説:
「逆トランプトレードとは、2024年秋以降のトランプ再登場による期待相場が、現実とのギャップで一気に巻き戻される流れのことです。」

昨年のドル買いは「トランプ新政権なら景気刺激策がある」という期待に支えられていました。しかし、政治的混迷や不確実性が強まった今、市場は冷静さを取り戻し始めています。


浜田:
まずは足元の為替相場、ドル円は現在141円台ですね。
この動き、どうご覧になっていますか?

陳:
はい、結論から言いますと、この141円台後半の水準は、ドル安トレンドの途中経過にすぎないと思います。
今は「逆トランプトレード」が始まっている状況なんですね。

浜田:
逆トランプトレード……それはどういうことなんでしょうか?

陳:
去年9月から今年1月中旬にかけて、マーケットはトランプ再登場への期待でドルを買っていた。
でも今はその“幻想”が剥がれ、ドル高の巻き戻しが起きている。
私から見ると、根拠のない期待が帳消しになった形ですね。

📉 ドルは終わった?ドル円は139円を割る可能性

• ドル指数は2023年安値を下回る水準へ • ドル円は現在141円台後半 → 陳氏は「139円割れも視野に入る」と発言 • CFTCではヘッジファンドが円買いポジションを強化

陳さん:
「ドル安の構造は続きます。アメリカ株の押し目買い、日本の海外投資の動きがドルの下落を“ゆるやか”にしているだけ。」

浜田:
ドル指数も下がっていますね?

陳:
そうです。2022年の高値から、2023年の安値を割り込んでいます。
テクニカル的に見ても、ドルはすでに“トップアウト”している状態。
ドル円もこのままいくと、139円台を割ってくる可能性が高いです。

浜田:
スピード感はどうでしょうか?下落が急激に見えない気もしますが…。

陳:
おっしゃる通りで、スピードはゆるやかです。
理由は主に2つあって、1つはヘッジファンドが利益確定に動き始めていること。
もう1つは、日本の投資家の米株買いなどでドルが一定量買われているからです。

💶 ユーロ・ゴールドにも資金が流入中

•   ユーロドル:1.14付近 → 陳氏は「1.20までの上昇もあり得る」と分析
•   金(ゴールド):史上最高値を更新、今後も安全資産としての買いが継続か?

金に関しては「ドル安だから買われている」というより、「世界的リスク回避の流れ」が背景にあるとの見解です。

浜田:
では、ユーロや金はどうでしょう?

陳:
ユーロは素直にドル安の恩恵を受けていて、現在1.14ドル付近ですが、1.2ドルを目指す動きも視野に入ってきています。
金(ゴールド)は特に強いですね。史上最高値を更新中ですし、リスクオフの資産として買われ続けています。

浜田:
金はドルと逆相関と言われますが、今回はどう見てますか?

陳:
確かにそういう見方もありますが、私は今の相場では「金=安全資産」としての側面が強いと思います。
ドル安が一時的に止まっても、金は引き続き買われると考えています。

浜田:
最後に、ドル円の下値メド、どのあたりを見ていますか?

陳:
ドル指数ベースでいうと、95ドルを割り込む可能性があり、
それに比例してドル円は139円台→135円台までの下落もあり得ます。
今は「メイントレンドはドル安」、それは変わらないでしょうね。

浜田:
非常に示唆に富んだお話、ありがとうございました。
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出典:フィリップ証券

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✔ 放送のまとめ

• IPO審査は「成長性」だけでなく「法令順守・開示体制」も厳しくチェックされる
• フィリップ証券はプロマーケットからのステップアップ支援に注力中 •
ドル円は“逆トランプトレード”で円高方向へ
• ユーロと金も上昇基調、資金シフトが進行中
• 陳さん登壇の無料セミナーでは相場転換の“サイン”を見極める術が学べる

📝 次回もお楽しみに & 口座開設はこちら!

次回の「ファイナンシャル・ジャーニー」も、投資家必聴の実践的な内容でお届け予定です。
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この記事はラジオNIKKEI『ファイナンシャル・ジャーニー』(2025年4月17日放送)をもとに構成されています。

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